左近は、土佐打刃物の始祖・吉光の父とされる江戸期の名工、藤四郎の通称に因んで命名された、穂岐山の幅広い商品群の中核をなす包丁シリーズです。日本刀から受け継ぐ技に現代の技術や素材を応用し、高い実用性と切れ味を追求する。鎌倉時代から進化を続けてきた土佐打刃物の現代の姿。主な使用素材はステンレス、ハイス鋼、ダイス鋼、ダマスカス鋼(皮鉄)で、錆びにくく、鋭い切れ味と耐久性を重視した設計。ハードなプロユースから家庭用まで幅広い需要に対応します。
The SAKON Supremacy
粉末ハイス鋼を使った左近龍雅をベースに、装飾性を加えたプレミアム・シリーズ
65層ニッケル・ダマスカスブレードモデルや、竹集成材の柄と鞘、モザイク・ピン等を施した贅沢な特別仕様製品群。
粉末ハイス鋼65層ニッケルダマスカス
SAKON Ryuga Damask 65-Layers (Powder metal core / Nickel-Stainless Damascus Blade)
PETTY / ペティ 135mm
SANTOKU / 三徳 180mm
CHEF’S KNIFE / 牛刀 210mm
SANTOKU Octagon Bamboo handle model / 三徳和包丁 165mm 竹製鞘・八角柄
上掲4点のハイス鋼ダマスカス・アイテムは2015~2017期の開発製品にて、すべて製造終了しております。
今後も左近ブランドの象徴となる高級鋼コンセプト・モデルを”SAKON Supremacy”として限定的にリリースして参ります。ご期待ください。
左近龍雅 粉末高速度(ハイス)鋼ブレード
鋼材開発以来、プロの圧倒的支持を集める粉末ハイス鋼を採用した至高の和庖丁。粉末鋼SRS13にSUS405を重ねた2層構造クラッド材を刺身包丁専用に圧延しました。(粉末冶金法については洋包丁「左近龍雅」の解説を参照ください) 超高硬度HRC64でありながら、研ぎ易い特性を併せ持っています。伝統工芸師による格調高い本霞仕上ブレード。
スペシャル・オーダー仕様(手彫り彫刻)
土佐の彫刻職人による手彫り彫刻入りブレードをオプション制作いたします。特別注文にて承りますので、販売店もしくは当社に直接ご相談ください。
新開発・国産竹集成材ハンドル
最高峰ラグジュアリー・カーのステアリングハンドルに使用されている国産竹の集成材を包丁柄として採用しました。樹脂を含浸させる特殊加工工程を加え、強い耐水性、防腐性を与えています。伝統的八角形スタイルをベースに、手に馴染み、しっかりグリップできるよう先端部分が大きく面取り加工されたデザインです。
日本刀等にも施される全身龍の彫刻例